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新年会&第四回(仮)ぐんま演劇人会議 詳細決まりました!

ぐんまの演劇人はもちろん
演劇やってなくても、演劇に興味のある方、
演劇やってる人に興味のある方(いるんかいな?)も歓迎です。

出席希望の場合、1月24日くらいまでに連絡下さい。

お店と金額、決まりました。
飲み放題です!

2013年2月2日(土)19時~
会費:四千円!(飲み放題)
場所:前橋市天川町 うたや
うたや 前橋天川店 地図

昨年やったこと、今年やりたいこと
ぐんま演劇人会議でやってみたいこと
をつまみにする新年会です。

幹事・やよさん(CSプロジェクト)

連絡先・(仮)ぐんま演劇人会議世話人 なかむらひろみ
090-4249-9127
bonmedia@pa2.so-net.ne.jp

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自然とあつまっちゃいました「国際交流広場ホール演劇祭」続行中!!(2012年12月1日今日のひとことより)

国サロ演劇祭は2012年11月、12月に開催されました。

――――――――――――――――――

今週末、来週末、あります!

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あと追いになりました、ごめんなさい。伊勢崎市境演劇フェスティバル 開催中です。劇団シブパ、県立女子大学演劇部、ミュージカル

伊勢崎市境演劇フェスティバル 開催中!

第15回になるんですね。

劇団シブパ 「木曜組曲」
8/4(土) 小 14:00 100分
前売り800円
当日1000円
表に出ろいっ!!
半券で500円
19:00
8/5(日) 14:00
群馬県立女子大学演劇部 「部屋」
8/18(土) 小
14:00 60分 無料
18:00
8/19(日) 14:00
ミュージカルユニットcabo 「朔~saku~」
8/25(土) 大 18:00 130分
休憩有 一般1000円
中学生以下500円
8/26(日) 14:00

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住友氏サマースクール「国内のアート、ここが注目」行ってきました?

セミナーの最後で討議された地域アートプロジェクトの課題について
印象的だったのは、画家の金井訓志さんの発言だ。
「今はまつりも、こどもみこしを作ったりしちゃう。まつりは本来、こわかったり、あぶなかったりするものだ」
「直島に行った時、ぼくは美術館よりも、直島のまちが楽しかった」

地域があてがわれたように「アートプロジェクト」を開催しても、一過性のイベントで終わることは目に見えている。かといって、紹介された作品をみて、bonmediaがわくわくしたように、個別のアートを鑑賞したり、制作や運営に関わった人がうけとった感動にウソは無い。アーティストが作品を通して、伝えようとしたメッセージも力強い。

極論すれば、地域アートプロジェクトによって、地域が活性化されなくても、それはアーティストの責任ではない。
ただし、「地域アートプロジェクト」というプロジェクトそのものには責任がある。公的なお金であっても、鑑賞者の入場料であっても、地域でなにがしかの成果をあげることを掲げて、プロジェクトが動くなら、プロジェクトには責任がある。
とはいえ、具体的にそれは、誰がどのようにしてとる責任なのか。そこがあいまいなまま次から次へとこういったプロジェクトが成立するのは、今の日本、そのものだという気がする。
もしかしたらそれは、誰が具体的に欲しているのか漠然としたまま、まちに文化施設が出現する・・・というのと似ていなくもないだろう。

bonmediaは思うのだ。かつてなら、それでもよかったのだろう。よくわからないところでお金がもうかり、よくわからないところで電気が生み出され、よくわからないまま生活が便利に豊かになってゆく。地域活性化という名のもとに、よくわからないまま文化施設ができ、よくわからないままアートプロジェクトが行われ、だけど、そこで生まれたメッセージや感動にはウソがないから、それでいいではないか。
かつてはそれでもよかったように思う。
しかし、3・11以降、もう国の姿そのものがわからない、言い換えれば、手ざわりのよくわからなくなってしまったこの国で、かつてのままではいかんのではないか。

地域になにがしかを還元すると掲げたなら、還元しなければならない。少なくとも、なにができて、なにができなかったかには、自覚的になる。みてみぬふりして、次にうつらないで、一度、その場で考えてみる、ということは避けてはならないように思う。

そして、その役割は、アーティストではなく、誰かほかの人が、その部分を担うべきなのではないか。地域アートプロジェクトというプロジェクトには、アートに軸足をおいたディレクターやプロデューサーはいるのだろうが、「地域」に軸足をおいたディレクターやプロデューサーが必要なのではないか。もしかしたら、その部分を漠然と友の会とかボランティアに負わせているのではないか。もっと自覚的で機動的な地域プロデューサーが必要なのではないか。

目の前で起こるさまざまなことごとを見聞きしながら、bonmediaは、そんなことを感じる。
国の形があいまいになっている今、「地域」を冠することごとには、大きな期待が寄せられ、その果たさなければいけない責任も大きくなっている。そして、「地域」はよそからやってくるわけではない。それは私とあなたにとって、空気であり、足元である。「地域」の責任は、私とあなたにかかってくるのだと思う。
住友氏セミナー、第3回は本日開催です。
8月6日(月)19:00~
場所:ミニギャラリー千代田 1F
『現代アートとダンス、演劇、音楽、そして地域』
※当日配布資料をご用意しますので、数の把握のためご参加の方はご連絡ください。
前橋市 文化国際課 芸術文化推進室
【TEL】 027-898-5879
【FAX】 027-221-5717

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住友氏サマースクール「国内のアート、ここが注目」行ってきました?

2012年8月5日開催
住友文彦氏のサマースクールvol.2
「国内のアート、ここが注目―別府国際現代芸術祭2012、越後妻有トリエンナーレ」
atミニギャラリー千代田

紹介された芸術祭の作品の中で、bonmediaにとって印象的だったのは
(急きょ、とりあげることになったラシイ)「みずつち」での
旧水揚場を使った大規模インスタレーション・大友良英×飴屋法水たち「Smile」と
照屋勇賢の「旧齋藤家別邸における Notice-Forest インスタレーション」、
本セミナーで、作家自らが紹介した「沼垂ラジオ・白川昌生+小野田賢三」(毎週土日13~16時放送・受信エリア直径100mくらい(!?)・12月までの開催なので、それまでに地域の人の出演や運営への参加が増えていくだろう)
水と土の芸術祭2012  http://www.mizu-tsuchi.jp/artp/

チウ・ジージェの「温泉の噴気を利用し、大型の竹彫刻を地域全体に点在させる大規模なプロジェクト」(別府国際現代芸術祭2012  http://mixedbathingworld.com/ 紹介サイトより)

その場に立ち会えたら、きっといろんなことを考えたり、感じたりすることができるだろうと思うと、紹介を聞いているだけでわくわくする。

また、セミナーの中で興味をひかれたのは
とにかく事務局がパニック状態になるということ。
あれだけの広さに、あれだけの作品数、おまけに作家はみんな個性的だろうし
作品自体も会期中に仕上げるというか変化する・・・
おそらく、事務局のほうも、カネはない、ヒトはないだろうから
あわあわになるのは、想像がつきます。

ちなみにbonmediaが2001年に手がけた国民文化祭開閉会式演出部は、「中村さんファクスです」「中村さん、電話です」「中村さん、〇〇さんがお見えです」と10分に一回どころか、「30秒にひとつ」なにかの判断をせまられる、それが朝の九時半から夜中の一時くらいまで続き、半年で12?痩せました、めでたい・笑。プロジェクトが終わって、通常の生活に戻った時、まるで高速道路から降りて、一般道を走っているような、まわりの景色がゆっくり動いているように感じました・・・。

本セミナー当日の内容は詩人・新井隆人さんのブログに詳細にのっています。
□POETRY PLANET GUNMA  群馬・詩の惑星(by新井隆人)
サマースクールvol.2「国内のアート、ここが注目―別府国際現代芸術祭2012、越後妻有トリエンナーレ」(講師:住友文彦さん)
http://ppgunma.blog.fc2.com/blog-entry-279.html

当日、新井さん自身が紹介した「みずつち」の紹介もブログにのっています。
□開港都市にいがた水と土の芸術祭2012レポ(1)~(3)
http://ppgunma.blog.fc2.com/blog-entry-276.html
http://ppgunma.blog.fc2.com/blog-entry-277.html
http://ppgunma.blog.fc2.com/blog-entry-278.html
「国内のアート、ここが注目」行ってきました?はこちら

ここクリック

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第二回仮称・ぐんま演劇人会議 プチプチ報告書?

2012年4月24日 at前橋・国際交流広場

(世話人bonmediaの仕事が遅く、テキスト起こしがまだできていません。ごめんなさい。ひとまず、写真とキャプションで当日の様子をお伝えします。)

まずは、こんな雰囲気で自己紹介から。

昨年創立40周年を迎えた劇団ろしなんて 森泉さんによる 「ろしなんてとは」

左側は今日予定されている議題。右側に「劇団ろしなんて」の活動の軌跡です。

「継続は力なり」「ろしなんては有機体である」の言葉とおり、団員の互選で代表者を選び、会議によってあらゆることを決めていく老舗劇団です。創立当時のメンバーがいなくても、「劇団ろしなんて」は継続しています。

次は創立13年目を迎えた「劇団シブパ」の赤石さんから、「シブパとは」

団体ごとにこだわる部分や運営方法が違って、みな興味深々。

入団希望者は必ず三カ月の「お試し期間」あり。その後、お互いに続けられるかどうかをたしかめ、劇団側が無理と判断した場合はそこまで。厳しい判断ですが、円滑な劇団運営のためには、これも大いに有りでしょう。

左側はシブパの稽古方法など。右側は、本日参加のコンテンポラリーダンスの山賀さんのひごろの活動の一端。

「ろしなんて」と「シブパ」のお話のあと、各劇団ごとに、公演の際のチケット料金や観客の関係者と新規客割合など。これも各劇団ごとに個性があります。

「第二部は車座になって、「演劇にとってホールとは」。演劇人にとって、望ましい「ホール」とは、どんなものでしょう。

第二部の動画です。↓
第二部 冒頭 群馬にあるホール

みんなで群馬県内のホールをあげていきました。ほとんどが公共ホール。民間のホールはあまりありません。

残念ながら、群馬県内には演劇にふさわしいホールは少ない。基本的に講演会等を行うことが主で、多目的は無目的。小劇場的な芝居をやろうと思うと、有鄰館、県生涯学習センター多目的ホール、夢スタジオ。ある意味、群馬で小劇場系の芝居をするということは「ゲリラする」ことに近い。電気工事の知識が不可欠!!

今日の第三部は、ケーススタディとして、もし、小劇場系のプロの劇団を群馬に呼ぶとしたら、どんなことが必要かを考えてみました。いちばんは、どんな空間で作品を発表してもらうか。その時、呼ぶ側はけして直接作品作りを手掛けるわけではないが、空間選び、劇場選び、ホール選びで自分たちの「クリエイティビティ」をはかられることとなるのではないでしょうか。

次回の仮称・演劇人会議の開催は9月18日の予定です。

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2012年6月16日 前橋の芸術文化施設 運営検討委員会主催による公聴会(タウンミーティング)に出席するにあたって

前橋市長選のあと
運営の再検討に入っていた前橋の「びじゅつかん」について
みなさんから意見を聞く
タウンミーティングが本日、開催されます。

bonmediaは
芸術文化施設運営検討委員として
これまで三回、委員会に参加してきましたが
基本的なスタンスとしては
・前橋市における美術館基本構想、基本計画を尊重すべきである
・アートを主軸に、前橋並びにぐんまのポテンシャルを示す場であってほしい
・あらゆる作品づくりのコラボレーションによって、世界に表現できる新たな芸術のカテゴリーもしくはメディアを生み出す場であってほしい
というものです。

委員会の委員のみなさんの意見は大きな方向性としては
同じ方向を向いていると思います。
ただ、細かい部分、具体的な部分となると
三回の会議ですから
まだ集約されてはいませんし
どこまで集約する必要があるか、それはそれで
まだ検討しなければいけない段階だと思います。

なので、本日のタウンミーティングは
委員のほうも
現状進んでいる工事はそのまま継続する。
芸術文化(それもアート主体)を生かした施設とする。
という方向性は一致していますが
すべてが一枚岩でのぞむわけではない段階です。

施設の呼称についても
委員会として今後提示することが検討されていますが
たとえば
bonmedia自身は、現段階では
「まえばし・びじゅつかん」でいいのではないかと思っています。
ただ、今日のタウンミーティングで出される意見を聞いたり
今後(といってもあと一回ですが)の委員会で検討する中で
我々の夢にとって
もっとふさわしい呼称があるなら
模索してみたいと思っています。

ちなみに演劇人としてのbonmediaは、演劇に特化した専用のホールが前橋に必要であるかどうかという議論は、今回の芸術文化施設とは別の議論が必要だと思っています。
けして、もう練習する場所も発表する場所も十分あるから、演劇のホールはいらない、というスタンスではありません。
今回の「まえばし・びじゅつかん」はアート主体で、あらゆるジャンルとのコラボによって、
新しいジャンル、新しいメディアを生む場であってほしい。
そこに演劇人が果たせる役割も十分あるだろう。
そしてそのことは、すでに、前橋市の美術館基本構想に含まれていたとbonmediaはとらえています。

感心のある方は、どうぞ、本日の公聴会(タウンミーティング)へ

bonmedia

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●プチ報告書?

第二部
美術館問題について「新聞記事には演劇系拠点なんて文言もあったけど…」

●県内でこれだけの数の劇団が一堂に会するのは、ほとんどはじめてのことだったので、今日の会議のいちばんの主題は、お互いの活動状況を共有することでした。ただ、きっかけはきっかけだったので、最後に、「前橋美術館」についての意見交換もしました。
●共通の思いとしては、「美術館があるといいよね」「きっと美術と演劇は仲良くできるよね」「演劇の作品向上のためにも、連携のためにも美術館があるといいね」というあたりでした。
●自分たちに使いやすい場ができれば、それに越したことはないけれど、これまでの積み重ねを尊重するなら、「前橋にはぜひ美術館」がほしい。そのためには、本気のきちんとした美術館であるべきだ、というのが、今回の(仮称)ぐんま演劇人会議での結論だと思います。
●また、演劇人にふさわしい、新たな「演劇の拠点」「演劇の場」が必要であることは、美術館問題とは別の課題としてある、ということも付け加えておきます。
●では、具体的にどんな美術館の姿がよいのか。それはまた今後、美術関係者のみなさんをはじめ、多くの市民が議論しなければならないことだと思います。

ちなみに、(仮称)ぐんま演劇人会議には前橋在住以外のメンバーも多くいますが、みな、地域における文化施設の在り方について、なにかを考えようとするメンバーでした。

演劇人として
美術の創造力にもっと近づきたい
劇団シブパ (1999 年創設) サイト
動画赤石さん
劇団シブパ 赤石代表
美術館ほしい。演劇のなにかを美術館に作る意図がわからないまま、ごちゃごちゃになって、演劇を見てない人から、演劇がよく思われない方向にいったら嫌だ。美術やってる人、演劇やってる人、みんなで集まって、ある程度の期間、話し合えたらいい。
演劇をやる人には、美術に興味のある人が多いと思う。舞台美術は創造的なところやリアルなところなどいろいろだが、演劇をやってる者としては、美術をやってる人の創造力を感じて、もっと近づきたいと思っていると思う。あそこに演劇のなにかというなら、公民館のほうにもホールはある。(会場から)元気21のホールは無料公演でないと公演できないというしばりはあるが。

カテゴリーを乗り越え
新しい創造のためにも拠点は必要
劇団ザ・マルク・シアター( 1983 年創設)  サイト
動画生方さん
劇団ザ・マルク・シアター 生方主宰(前橋在住)
美術館と演劇のできるエリア、静で見るのと、動で見るのと、一緒のスペースではやりにくいかもしれないが。
私がずっと言ってきたのは、24時間つかえる場所。みんなで管理して 夜中の一時からはじめてもいい自主管理。金沢や盛岡では、十年以上うまく回っている。いろいろな地域で、芸術とのコラボや、路上パフォーマンス、美術館とのコラボもやっている。練習する場所ができれば、いずれ実になる。今回の美術館の場所でなくてもいい。違うところでいいので、屋根と風のしのげるところがあればいい。
美術館はできれば、我々も感化される部分ある。さきほどの八木さんのお風呂を置く作品など、我々凡人は想像しないが、そういう発想求めている。刺激を受けないと新しいもの生まれない。そういう刺激受けられるところ、たくさんあるといい。演劇というひとつのカテゴリーにおさまることのない。いろんな考え方の中で、いろんなことを創造していったほうがいい。そういう地盤は、前橋、群馬にはある。そこをもう一回掘り起こす。
こういう機会ができたのも、東京新聞が一本書いてくれただけで、みんながざわざわっとした。美術館の人も、演劇も、エリアを守りたい。これが仮に、演劇ホールができると話が進んでいたものが、美術館に変更されると聞けば、「だってできるって言ったじゃん」となるだろう。今回の問題提起のおかげで、こういう集まりができて、若い演劇人たちがいろんな意見をもっているというのがわかっただけでもよかった。今後も、もっといろんな話ができればいいなあと思う。

これまでの経緯を大事に
みんなでいっしょに盛り上げられたらいい
CSpuroject ブログ
動画 やよさん
CSproject やよさん(前橋出身)
弁天通にあるカフェのヤーマンズ跡で、ヤーギンズという美術館構想などの話を現在も行っている場があることを知っている。(本日参加の八木さんが主体とは知らなかったが)
以前ヤーマンズに集まっていた友人たちと一緒にイベントなどもやった。
そのとき、美術作品を横に公演をしたこともある。
今後、出来るものが美術館であってもよいので、演劇も、ダンスも一緒に前橋をもりあげられたらいい。

フラットでアトリエ的な空間を
どこかに持とう
動画前山さん
CSproject 前山さん(足利出身)
美術館の中にキャパ200~300くらいのフラットなアトリエ的なものがひとつできて、そこにスポッと入れればいいが、もし今回できなくても、演劇やってる人ってめげない・笑、次の手を探せばいいんじゃないかなと思う。
(会場から)桐生の蔵みたいなのがあるといいよね

電車や自転車で行ける美術館があるといい
テアトル・ヒューメ サイト
テアトル・ヒューメ 鹿子島さん 大学生(前橋在住)
美術館好きだが、車持ってない学生にとっては、高崎行くのは厳しい。電車なら行けるが群馬は便が悪い。元気21隣なら前橋駅から近いし、私などは自転車でも行ける。近くに美術館ができてくれれば、ありがたいと思う。特に演劇という形にしなくても、美術館のままで作ってもらった方がありがたいかなと思う。

ぐんまで演劇のやれるハコが
増えてほしい
動画石田さん
テアトル・ヒューメ 石田さん 大学生(伊勢崎在住)東京で芝居やる魅力は、小屋がいっぱいあって選択肢が多く、交通機関が発達していてお客さんが集まりやすいこと。群馬ではいくつかにしぼられてしまう。もし美術館で演劇ができるようになれば、群馬で演劇をやれる箱の選択肢がひとつ増えるので、僕にとってはうれしい。
でも演劇を知らない人が、舞台空間作ると、なんでここにシーリング(灯体)があるのっていう場合もままあるけど。
(中村から)だいたい舞台に明るくない人が作ると、舞台はあるのに、袖がないよね(会場笑)
それと、個人的には、美術館が解決しないと、シネマまえばしが営業してくれないので、困る。僕、通っていたので。

芸術に興味のない人のことも気になるが
私は美術館ができたらガンガン通う
斉藤さん(前橋在住)
ひとつ思うのは、仕事に精いっぱいで、芸術なんかとか、休みの度にパチンコ行くとかって人にとっては、美術館でも、演劇系拠点でも、どっちでもいい、無くても生活できるって人のほうが多いだろう。
用途によって使い分けられるならいいなあと思うが、美術館なら美術館ができるのであれば私はがんがん通う。もちろん、演劇系拠点になって短いスパンで次々、いろんな公演が催されれば、それも楽しい。美術や演劇以外の人たちが通ってくれればいいが、そうでない人の方が多いことも気になる。

そこに行けばなにかがあると
期待できる文化スポットほしい
石田さん(前橋在住)
きのう、群馬大学ダンス部の公演を高崎文化会館に観に行ったが、帰りがけ、前を歩いていたおばちゃんが「前橋は美術館もやめちゃうし、しょうがないわよね」って会話をしていた。美術館を望んでいる人はいるんだと思った。
前橋に、映画館とか、美術館とか、文化のスポット的なものがあるといいな、そこに行けばなにかがあると期待できるものがあるのはいい。

美術館になったり、舞台になったり
できたらいい
劇団ポーキーホーキー 鈴木さん (高崎在住)
前橋に美術館ができること自体、きのう…知ったので(笑)。なので、美術館になったり、舞台できる場所になったりできればいいなあとは思う。

美術館をきっかけに
芸術に興味をもつ人が増えるといい
同劇団 新保さん(高崎在住)
演劇やったり、舞台やってる人は美術に興味があるが、そういうことに関わってこなかった人は視野が狭いので、行こうとはなかなか思わないかも。私も演劇をはじめてから、美術館に行ったり、いろいろなことに視野が広まった。美術館ができることで、芸術関係に興味をもつ人が増えるといい。

私の演劇もアート。
パフォーマンスのできる美術館が身近にほしい
ミュージカル劇団ポーキーホーキー
同劇団代表 福島さん(高崎在住)
高崎は美術館が多くて、自分の作品の展示のために、借りる人も多い。一年先でないと借りられないとか、どこもすぐいっぱい。アートやる人がいっぱいいる。
(中村から)シティギャラリーとか?市立美術館は一般の人は借りられないのかな。
ヤマダ電機の中にもあるし、民間のギャラリーも多い。
私も作品作るの好き。私は、自分の劇団の公演もアートだと思う。見た目にこだわる。アートフェスタも行く。なんでもありで、 これってほんとに芸術なのっていうのから、なにからなにまでで、すごく楽しい。高崎はかたい美術館が多い。パフォーマンスやる美術館は、私の知る限りではないので、県内にも自由に使えるところがあれば、ほしいと思う。

本気で本格的な劇場か
多様な可能性に満ちた演劇空間を
田舎芝居わら座 (1996創立)サイト
動画丸山さん
田舎芝居わら座 丸山さん(高崎出身・沼田在住)
造るなら、ちゃんとした劇場がほしい。さいたま彩の国劇場のような、4面で高さもある劇場。その隣に音楽ホールがあり、視聴覚のホールがあり、みたいな。前橋レベルでも、県レベルでも。
一方、展示もできる、公演もできるというのもいい。それに、いろんな規模があって、いろんな使用方法があるのが理想。前橋ならそうあるべき。北毛でやってる者から見れば、夢のような話。
私たちの芝居では、状況の悪い場所をいかに劇場にするかというおもしろさを感じている。お寺の本堂でお客さんが本尊にとっつきながら見るとか、そういう劇場でないところをいかに劇場にしていくかということをしている。劇場としてしつらえられてる所では無い。和尚さんも檀家さんからあずかっている本堂だから、釘一本打てない。どうやって灯体をさげて、どうやって幕を下げるか、その工夫のおもしろさ。
可能性のある空間だけを造ってもらって、やりたいことをその中でどうやって作っていくか、そういう可能性のある空間があるといい。

まえばしにはもっと
美術館や公演できる場所が必要
役者、書店での読み聞かせ活動 萩原さん(高崎在住・前橋勤務)
子ども連れて元気21は良く行く。高崎ではつぶれた映画館をこういうふうにうまく活用できなかったのかな、と思う。前橋は、美術館も公演できる場所も少ないとは感じる。

中途半端ではなく
徹底的な文化施設を
清水さん(前橋在住)(前伊勢崎境演劇フェスティバル実行委員長・長年、毎週土日に、県内のアマチュア演劇をみている)
三年間中国勤務だった。先日帰国したばかり。会社の中でも、今、前橋はたいへんなことになってるよって話題にもなっていたので、今日までにいろいろ情報収集した。
美術館を造るなら作ってほしい。基本的には、中途半端なものは造ってほしくない。中途半端で成功したものはない。適当なところで作ると役立たずのものになる。美術館があればそれなりの効果があると思う。
ただ、県庁所在地で唯一市立美術館が無いのは、前橋だけだから美術館を造るという論理はとおらないと思う。こういうことができる、こういうことで必要なんだ、という話でないといけないと思う。
演劇関係の場所は必要だと思う。今の公的なところがやるのは、制約が多くて、美術も音楽も演劇もうまくいかない。やはり金沢は、美術できて、音楽できて、24時間使える。
(中村)美術でも演劇系でも、ハードだけでは解決しない、ソフトの考え方が重要な時代だと思う。

ぐんまの演劇人の「清貧」なところは
いい面でもあり弱い面でもある
参考ブログ「高校演劇サミット2011のブログ」
県立前橋南高校演劇部顧問 原澤さん(前橋在住)
金沢の現代美術館も行ってきたが、あれば素晴らしいと思うが、前橋で成立するのかなと、ちょっと不安はある。
群馬で、演劇をやってる人たちは清貧というか清い。そこがいいところでもあり、弱点でもありで、特にお金を集めるのがへた。だから、お金のかかるハコモノはいらないよと言いつつ、でもハコモノ無いとどこで演じるんだ、という部分もあるし、そんなあたりで悩んだりする。

前橋でできる演劇の可能性
をむしろ現代アートは示唆してくれるだろう。
そのために学びたい
動画小出さん
小出さん 劇団主宰、ワークショッププランナー(前橋在住)
僕みたいな人間が美術について語ろうと思うと、語るべき言葉が無い、それは不勉強だからだと思う。それなのに、美術館問題を語らないといけないもどかしさを感じる。演劇と美術のあいだ、みたいなところに立っている、そんな驚きの部分も共有したい。最近、中島さんと知り合いになったが、中島さんと出会っていなければ、美術について考える、それも、自分の実存に近づいたところで美術について考えることはなかっただろう。不勉強だったなと思う。
好き嫌いでものごと語れば終わるということではなく、もう少し踏み込んで考えていきたい。演劇は美術の中から、もっとおもしろいものをみつけられると思うし、かっこつきの都会でやらなくても、前橋で、いろんな演劇の表現はできる。
そういうものを示唆するのが現代アート。自分たちのあまり知らない領域の中にそれがあるなら、それが近くで見られるならいい。政治の話を含めて、不勉強、そういうところに自分はいるな、と思っている。

時代はすでにジャンルを超えている。
お互いが交感しあえる場を求める
中島さん 芸術家
僕も小出さんを知らなければ、演劇は嫌いだったろうし、今でも好きなわけではないが、こういうふうに車座になって話せる機会はいちばん貴重と思う。
聞いていて、美術も演劇も抱えている問題は似ていて、やりたいことのイメージもすごく似ている。多様化している社会、表現世界、演劇も美術も八木さんが作っているお風呂も、ひとつの表現方法でしかない。美術館だ、演劇系施設だと、ジャンル分けする時代ではないのではないか。今後ぐんま演劇人会議がどういうふうに続いていくのかはけっこう大きいと思うが、ぼくらアーティストもこういうところに参加すると、もっと新しいアイディアが生まれてくるのではないか。
話を聞いていて、ホールとしてデザインされているところじゃないところを変えるという考え、それがインスタレーションの原点。ぼくらはそういうところが得意。たとえば、八木はしゃべるのは得意じゃないが、さきほど、自己紹介からして発声が違うよな、なんて言い合っていた。新しくできる空間は、お互いできること、できないことを交感する場であるといい。今後もこの会議に呼んでもらえればと思う。

動画中島さん~八木さん~意見交換~しめ

市民ギャラリーと美術館、
既存ホールと演劇を生みだす場
そこに違いを感じるのは同じ
八木さん 現代美術作家
さきほど清水さんが言うように、美術館が必要かどうか、ちゃんと議論したほうがいい。県庁所在地なのに市立美術館が無いという理由はやめてほしい。
美術も多様化しているので、美術館ができるとしても新しいものでないと意味がない。演劇と美術で、お互い刺激できればいい。いったい、どこから演劇の話題が出たのかなと思うが。ところで、既存のホールはいっぱいあるがどうなんですか?
(中村)それ、大きなテーマなので、今日、これからホールの話をしようと思うと、とんでもないことになります(笑)それはぜひ、今後のテーマにしていきたい。
それと同じこと。僕たちにとって、市民ギャラリーと美術館のイメージは違うが、みなさんの言う既存のホールと、演劇を生みだす場はちがうというのが、同じことかもしれない。

(会場)前橋美術館は、若手アーティストの展示もするんですか?
一般市民が?
(会場)みなさんのような方の作品
中之条ビエンナーレのように、まちなかで若手のいろんな人が作品を飾る、そんな話は出てないんですか?
(中村)市長のコメントでは出てますよね。

中島さん さきほど、有名な演劇人がまえばしに来て、一時間でもいいから稽古をつけてくれるといいと言う話があったが、ぼくらにとってもスーパースターが来てくれるといい。個人的な意見だが。

(会場)運営サイドにものすごく美術にくわしい人がいて、運営するって話はあるのか
(中村)美術のほうはアートディレクターが入るってことはある?
学芸員が前から入っている
(中村)その上に芸術監督のような。その検討もこれからだったんでしょうね。

(会場)わからない人がやるとしっちゃかめっちゃかになってなんでもないものになる。
美術でも演劇でも、わからない人がやると、めちゃくちゃにされて終わる心配がある。

動画中島さん~八木さん~意見交換~しめ

(中村)今回、この集まりを開催するきっかけは、演劇系拠点という言葉が、東京新聞の記事にあったことなんですが、私が予測するに、市長の中では、それほど演劇を重視してないのかもしれません。

(やよさん)山本さんのブログを見ると、「演劇」はいちばん最後に書いてあった。ダンスとか、能とか、オペラとか。東北方面の演劇の工房を見学に行くと言ったので、記者が、そこから演劇系拠点というイメージをとったんじゃないでしょうか。

★次回について
(中村)今日は、こんなに大勢集まって、こんなに話してくれるとは思ってませんでした。もう「2012年春 まえばし演劇事典」ができるくらい、がっつりした話ができた。検討する時間が無くなったので、報告書のまとめ方は、まかせていただきたいが、これまでのものでも今後のものでもいいので、みなさんの公演のちらしを送ってほしい。
今後については、お互いの情報共有が一義なので、第一部で、二団体に30分ずつ活動報告してもらって、質疑応答、第二部では、今日のように広範囲なテーマでディスカッションするという二部構成で進めていきたい。次回はひとまず四月下旬だが、その後どれくらいのスパンで開催するかは、また相談したい。今日は大幅に時間オーバーしたが、今後は、片付けも含めて、時間内に終わるようにしたい。ほんとうに今日はご参加いただき、ありがとうございました。

第二回は四月二十日過ぎを予定しています。

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●プチ報告書?

第二部
各劇団、個人ごとに活動報告(主にこれまでの活動について)

個別の集団ごとの活動報告は後日いたしますが
前橋、群馬では下記の概要のように
年間通じて、多彩なアマチュア演劇活動が展開されています。
毎週土日はどこかで演劇公演が行われていると
カウントすることができます。
このほか、演劇祭、ワークショップ等も行われていますが
そのあたりの詳細については、後日。
☆ぐんまのアマチュア演劇概略
■県内のアマチュア劇団約40団体(学校のぞく)
・群馬県内アマチュア劇団一覧(2012年3月bonmedia調べ)
■団員数 約10~50人
■年齢 16歳~70歳代
■創立 4年~30年 群馬大学テアトル・ヒューメは創立60年
■稽古日数 週1~5回、公演前30回 など
■既存の脚本、オリジナル脚本
■一回の公演費用 約10万円~150万円
■チケット料金 無料~1,800円
■公演数 年2,3回~年1回~数年に1回
■一回の上演回数 一日一回、二日間二回、二日間三回
■観客動員 50~1,500人
■オーソドックスな舞台から路上パフォーマンス、お寺の本堂まで多種多様な空間
■劇団体制(合議制、主宰性)、公演ごとのプロジェクト制等多彩な運営形態
■リアルな演技から朗読、ミュージカル、抽象的なものまで表現方法も多彩
■高校演劇の部員数は増加傾向 年100人増で現在およそ600人
■県立前橋南高校 2010年全国大会優勝(2,100校余り参加)

各劇団ごとの詳細報告は後日

★見えてくる ぐんまの劇団並びにプロジェクトの今後の課題、問題提起

・地域におけるアマチュア演劇、地域教育としての演劇
・女性がアマチュア演劇を続けるということ
・デートで演劇!を定着させたい
・高校演劇の充実ぶりと課題
・同じ群馬県内でも中毛と北毛など、地域に寄って必要とされる演劇が違う
・一回来たらまた来たいと言われる芝居を目指したい
かたや、義理で来た通夜のような芝居と言われる芝居
・実績のある劇団から、これまでに蓄積した道具、衣裳が共有して使えるような置き場 いつでも練習できる場所をシェアすることを目標にしては、という提案
・中堅、はじめたばかりの団体の、お金、活動場所、運営

動画・演劇の拠点について bonmedia
<文字起こし>
「いつでも練習できる場所をシェアしたいという話は出たが、
今日のねらいは、必ずしも、それを前橋市に用意してほしいという話をすることではない。
ただ、これまで長年、ぐんまでやってきた演劇人の中では、
『練習や公演が、いつでもできる場所がほしいね。みんなでお金を出し合って確保するのも手だね』と言い合ってきた。
優先順位は低くても、演劇の拠点については、
今後も、ぐんま演劇人会議で話し合っていきたい。
行政の動きとは別にしても、自力で拠点作りができれば理想的だと思う。
もちろん、どこかで面倒みてほしいとか、援助してほしいという要望もありだとは思う」
若手から老舗に聞きたいこと 運営面等
詳細報告は後日

アーティストから「ぐんまの演劇人」への質問
会場費や団費、チケット料金等経費について
詳細報告は後日

美術館問題について「新聞記事には演劇系拠点なんて文言もあったけど…」→→→ ここの部分クリック ●プチ報告書?

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プチ報告書? (仮称)ぐんま演劇人会議「第一回 演劇すること まえばしで、ぐんまで」

2012年3月21日水曜日に開催した
(仮称)ぐんま演劇人会議「第一回 演劇すること まえばしで、ぐんまで」の
プチ報告します。

プチといっても、すでに「がっつり」です・苦笑

今回は主に
□第一回の概要
□ぐんまのアマチュア演劇の概要
□前橋美術館について意見交換
について
まとめました。
それ以外の内容については、再度、後日ご報告いたします。

●デジタル対応の演劇関係者へのお誘い状、開催趣旨、進行表
↓↓↓
https://www.oshibai-g.com/?p=186
ぐるぐるしちゃうかもしてませんので、ひととおり眼を通したら、「ブログ」の「報告書?」(ここのページ)にお戻り下さい

●前橋 国際交流広場
午後7時~10時30分

●出席者
小出和彦さん 「橋屋」作・演出、劇団はだかのおこさま代表・境町演劇教室講師等
萩原研也さん  絵本の読み聞かせ活動・「ジャンヌダルク」出演等
原澤毅一さん  群馬県立前橋南高校演劇部顧問
赤石マサエさん 劇団シブパ代表
やよさん、前山圭右さん   CSproject
石田忠さん、鹿子島あすかさん    群馬大学演劇部テアトル・ヒューメ
(石田忠さん  うたかた)
丸山広美さん 田舎芝居わら座
生方保光さん  劇団ザ・マルク・シアター主宰
福島佑夏さん、新保亜実さん、鈴木静さん ミュージカル劇団ポーキーホーキー
斎藤貴子さん
石田繭子さん
清水保彦さん

中島佑太さん  芸術家、3331アーツchiyoda ブログ「出来事のホームセンター ジョイフル中島!」
八木隆行さん  現代美術作家 アーティスト 八木隆行『B3 Project』|HULAHOOPERS

なかむらひろみ 司会進行 演劇プロデュースとろんぷ・るいゆ主宰

尾崎一保さん  次回出席の連絡 新しい芸術の会代表
樋口陽介さん  次回出席の連絡 無限舞台

●当日の内容
第一部 午後7時~8時
世話人から開催の趣旨説明
参加団体、個人の自己紹介
第二部
各劇団、個人ごとに活動報告(主にこれまでの活動について「概略」)午後8:20~9:30
若手から老舗に聞きたいこと 運営面等
アーティストから「ぐんまの演劇人」への質問
会場費や団費、チケット料金等経費について
美術館問題について「新聞記事には演劇系拠点なんて文言もあったけど…」午後9:30~10:30

ここクリック ●プチ報告書?へ続く

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