先日
全国制覇二連覇めざす県立前橋南高校の稽古を見学してきました。

全国大会に出場するというのは
前年秋の地区大会を勝ち抜き、県大会、関東大会と経て
夏の全国大会に臨みます。
ほぼ、一年にわたって、ひとつの作品と取り組むことになります。
配役によっては
三年生が卒業したあとも、同じ作品を演じ続けることになります。
学生時代、演劇部に所属したことの無いbonmediaにとって
これは驚異です・・・。

演劇の技術以外の要素も多分に必要となってくるのは予想がたちます。

当然、仕上がっている作品なので
あまりbonmediaからアドバイスするのもどうかと思いましたが
ひとことふたこと抽象的なことをお伝えしたら
「ではこの場面はどうですか」
「ここの受け止められ方が変わってしまっているのですがどうですか」と質問が矢継ぎ早。
時間の許す限り、小返しをさせたもらいました。
およそ1時間半ほど。
本番直前の高校生はいいですよお~。

ほんのひとこと、ひとことで
どんどん変わる。どんどん進化します。
このあたりが、高校演劇のだいご味なんだろうなあと
bonmediaは、うらやましく思います。

生徒さん達の目も生き生きしてきて
もちろん、私のほうは新しい解釈を提示したのではなく
「ほんとは、こう表現したかったのではないですか」
という部分をよりわかりやすくなるよう
「整理」しただけです。
これまでの部員みなさんの努力、原澤先生の努力に
敬意を表します。

それにしても稽古環境は劣悪でした。
体育館の舞台の上。
使えるのは、舞台の上だけなんです。
緞帳をおろして、他のスポーツ部の領域を侵さないように。
「これが全国大会に出場する演劇部の練習風景か」と
かなり驚きました。
高校教育の中における「演劇部」の位置づけ。

大人はどぎゃんとせんといかん…と思うのですが
もう少し、考え続けていきましょう。

前橋南高校演劇部のみなさん
香川でがっつり
輝いてきて下さい!
吉報をお待ちしています!

このあと原澤顧問にインタビューをしましたが
記事は全国大会終了後くらいまでにはまとめたいと思います。
努力目標…。